犬の餌(ドッグフード)と水分補給の関係
適度な水分補給を心がける
愛犬の体調不良の原因はいろいろなものがありますが、適度な水分補給ができていないと急に体調が落ちることがありますので、飼い主として注意深く観察してあげる必要があります。
特に、子犬やシニア犬などは自分で適度な水分補給量のコントロールができないことがありますので、水のやり方や犬の餌を通して水分を補給する方法を考えて上げる必要があります。
たとえば、慢性的に下痢をしてしまっている場合には、何らかの胃腸障害といった病気の可能性に加えて、水分を摂り過ぎている可能性が考えられます。
逆に水分が不足していると疲れやすくなったり、かゆみを強く感じたりすることがあります。
ドッグフードで水分補給のコントロールをすることもできる
犬の餌の選び方によっても、愛犬の水分補給の量をコントロールすることもできます。
大まかには、ドライタイプのドッグフードを選ぶか、ウェットタイプのものを選ぶかによって水分の摂取を助けてあげることができます。
寒い時などは水を飲むのを嫌がる犬がいますが、こうした時にウェットタイプのドッグフードを与えることで、犬の餌に含まれている水分を摂ることができるようになります。
ウェットタイプの犬の餌は子犬やシニア犬の水分補給と栄養摂取にはとても良いものですので、栄養と水分のコントロールを上手にするために役立ちます。
逆に、水分を摂り過ぎることによって下痢が生じているのであれば、ドライタイプのドッグフードを試してみるのも良いでしょう。
愛犬の体調によって犬の餌のタイプを替えて上げるのがコツと言えます。
餌のタイプによっては保存と管理に気を付ける必要がある
高品質で栄養価の高いものは、保存料や防腐剤などの添加剤が含まれていないことが多いので、管理と保存には十分な注意を払わなくてはなりません。
特に、食事によって水分補給が同時にできるウェットタイプのものは、開封してしまうとすぐに傷み始めてしまいますので、封を切ったらその日のうちに使い切る、密封できる容器に入れて冷蔵庫で保管するなどの工夫をすることが求められます。
夏場は日が当たるところなどに置いておくと、数時間でも腐敗が始まってしまうこともあり、下痢などを悪化させる危険性もあります。
それぞれのドッグフードのタイプの特徴を理解して、上手に保管するようにしましょう。
運動や室内の環境にも気をつける
きちんと水分補給に気をつけないと、愛犬にいろいろな悪影響をもたらしてしまいます。
水や犬の餌だけでなく、運動のさせ方にも気をつけましょう。
元気に走り回る愛犬を見るのは飼い主にとって楽しいことですが、時にはしゃぎすぎてオーバーワークとなり脱水症状を引き起こすケースがあります。
適度なところで飼い主が抑えて上げるようにしましょう。
また、室内が乾燥状態にあると、すぐに水分不足の状態になることもありますので、室内の湿度には気をつけるようにしましょう。
特に冬場は暖房のせいですぐに乾燥してしまいますので、湿度計をつけるなどして乾燥状態に気を配ることができます。