犬の餌(ドッグフード)を切り替える時の注意点
市販されている犬の餌は相当な種類のものがあり、価格や使われている原材料、加工の方法も様々です。
含まれている栄養のバランスが異なりますし、味もずいぶん違うため愛犬の食いつきにも影響します。
愛犬が食事の時間を喜んでくれるように、いつまでも健康でいられるように、それぞれの愛犬に合った犬の餌を選ぶことはとても重要です。
とはいっても、実際にあげてみないとどんなものが好みのものか分からないので、いろいろなドッグフードを購入して試してみる他ありません。
商品によってはお試しサイズの小さなパッケージが販売されていたり、お試し価格での販売がなされていることもありますので、こうしたサービスを活用して好みのものを見つけてあげることができるでしょう。
体調や年齢、個体の大きさなどによってドッグフードを替える
愛犬の成長やその時の状態に応じてドッグフードを替えるのも重要です。
子犬とシニア犬では必要とする栄養バランスが異なりますし、必要カロリーの量も変わってきます。
また、怪我や病気をしている時は、回復に役立つための栄養バランスを考慮した犬の餌をあげる必要があるでしょう。
さらに、個体の大きさによって必要なカロリー量が変わってきますし、足への負担がかかり過ぎないようにダイエット用のドッグフードにしたり、関節の働きを強化する成分が含まれているものを選ぶこともできます。
このように、愛犬の状態を見ながらドッグフードを替えていく必要が出てくることもありますので、上手に犬の餌の変更を行える術を学ぶ必要があります。
というのも、犬によってはずっと食べてきて慣れたものから新しい味に替えるのを嫌がることもあるからです。
一気に替えるのではなく少しずつ慣らしていく
犬にも好みの味や食べやすい形や大きさなどがありますので、新しいドッグフードをあげてもなかなか食べてくれないということがあります。
一度嫌いになってしまうと、ずっと口をつけないということもありますので、上手に新しい犬の餌に慣れさせてあげましょう。
そのためにも、一気に新しいものをあげるのではなく、今まで使っていたドッグフードに混ぜるという方法を採ることができます。
最初は少量にして、少しずつ新しい犬の餌の量を増やしていきます。
そうすることで、自然と新しい味に慣れてきて、違和感なく切り替えをすることができるでしょう。
替える時にはじっくりと観察する
犬にもアレルギー反応をもたす食品というものがあり、個体によってどの食品に反応を示すかは異なります。
そのため、新しいペットフードを試す時には、しばらくの間じっくりと愛犬の様子を観察して、アレルギー反応が出ていないかをチェックする必要があります。
下痢などの消化不良を起こす、以前よりも体をかくことが多くなった、毛が抜け落ちるようになったなどの症状が出てきたら、アレルギー反応の可能性もありますので十分な注意が必要となります。