犬の毛並みを良くする食べ物を使った外国メーカーのドッグフード
犬の毛並みを良くする食べ物に含まれる栄養素には、たんぱく質、ビタミン、亜鉛などのミネラル、オメガ3やオメガ6などの必須脂肪酸があるよ。
そこで、これらの栄養素がしっかり含まれたおすすめの海外産ドッグフードを紹介するね。
アボ・ダーム オリジナルビーフ
一つ目は「アボ・ダーム」というアメリカのメーカーから出ている「オリジナルビーフ」だよ。
オリジナルビーフというぐらいで主原料は乾燥ビーフなんだ。
他にも玄米や白米、オメガ3の豊富な亜麻仁、それに特徴的なのが乾燥アボカドの果肉だね。
アボカドにはビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどビタミンが11種類、それにミネラルも14種類含まれているんだ。
オレイン酸という不飽和脂肪酸もアボカドには含まれているんだけど、これには強い抗酸化作用があるので皮膚の炎症を抑えるのにいいんだよ。
食物繊維も豊富だから犬の毛並みを良くする食べ物と言えるよね。
もしかしたらアボカドは犬に食べさせると危険な果物という話を聞いたことあるかもしれないけど、アボ・ダームが使用しているのは果肉とオイルだけなので大丈夫だよ。
このドッグフードが発売されて30年ぐらい一度もアボカド中毒が起きたことはないので安心してね。
あと、ちょっと気になるかもしれないのが、このドッグフードは粒の形や大きさがかなり不揃いなんだ。
完全に割れていないものもときどき混じっているぐらいなんだけど、これは特殊な製法でわざとやっていることだから不良品じゃないよ。
この不揃いな形が歯にくっつきにくくて歯垢や歯石を防いでくれるんだ。
ナチュラルハーベスト カロン
次に紹介するのもアメリカのメーカーで「ナチュラルハーベスト」というんだ。
ドッグフードにはいろんな種類がラインナップしているけど、この「カロン」は皮膚と毛並みのケアに特化した種類だよ。
良質なたんぱく質と必須脂肪酸がたっぷり入っていて、皮膚のトラブルをサポートするために玄米も加えられているよ。
腸内環境を整えるためにビール酵母や乳酸菌が含まれているのも大きな特徴だね。
免疫力がアップする成分も入っているから、体質を改善して皮膚や毛の調子を整えようという考え方のドッグフードと言えるかな。
1袋1.36kg入りで通常価格が3200円だからかなり高価だけど、それだけの価値がある毛並みを良くするためのドッグフードだよ。
フォルツァディエチ デルモアクティブ
「フォルツァディエチ」というイタリアのメーカーが、食べ物による犬の皮膚トラブルを軽減するために開発した「デルモアクティブ」というドッグフードだよ。
イタリアのドッグフードって日本じゃあまり見かけないと思うけど、これは「ヨーロッパ食餌療養法」の認証を受けていて、食物原材料過敏症や皮膚病、激しい抜け毛などを改善するサポート用のドッグフードとして認められているんだ。
このデルモアクティブは丸い形とハート形の2種類の粒からなるんだけど、ハート形の粒の方には、ごぼうとアロエベラ、黒フサスグリ、それにゼニアオイという4種類の植物栄養素にオメガ3脂肪酸が配合されているんだって。
このおかげで免疫力がアップして皮膚の炎症を抑えることが期待できるんだ。
言ってみれば漢方的なドッグフードだね。
ただし、メーカーからの注意によると、妊娠中や授乳中の犬にはおすすめしないとあるから気を付けよう。
ボッシュ ハイプレミアムセンシティブ
「ボッシュ」というドイツのメーカーが、コメとラム肉をベースに作ったのが「ハイプレミアムセンシティブ」だよ。
皮膚の新陳代謝や免疫機能のアップに良い栄養素をバランス良く配合したドッグフードなんだ。
ドイツ農林省の認証を受けた原材料を使っているから安全性も確かだね。
使用されている野菜や穀物は完全無農薬で栽培されたもので、材料のお肉は自然飼育の人間が食べられる品質のものだから、犬の毛並みを良くする食べ物としておすすめだよ。
注意したいのがドッグフードの粒がちょっと大きいとこかな。
粒が大きい方が犬が丸飲みせずしっかり噛んで食べるからなんだけど、超小型犬にはちょっと食べにくいかもしれないね。
その場合はふやかしてから与える工夫が必要かもね。
効果を焦らないで
さて、こうやって4つの優れた外国メーカーのドッグフードを紹介してきたけど、一つ覚えて欲しいのが、新しいドッグフードに変えたからってすぐさま犬の毛並みが良くなるわけじゃないことだよ。
犬の皮膚が生まれ変わる周期は21日と言われているから、少なくとも毛並みに変化が表れるのに3週間はかかるということだね。
あなたの愛犬が免疫力が落ちて毛並みが悪くなっている場合、回復と併せて考えるとそれ以上の期間は見ておこう。
あと、いきなり新しいドッグフードに切り替えると、犬の体が変化に付いていけずに体調を悪くすることもあるから、今まで与えていたものに混ぜながら徐々に切り替えていってね。
また、食べ物だけが犬の毛並みに影響を与えるわけじゃないから、ブラッシングなど日ごろのケアもしっかりしてあげよう。